キス(鱚)の開き方と天ぷら・南蛮漬けの作り方

キス(鱚)の開き方と天ぷら・南蛮漬けの作り方

1. キス(鱚)について知ろう

キス(鱚)は、日本の沿岸でよく見られる白身魚で、釣り初心者からベテランまで幅広い人気を誇る魚です。その繊細な味わいとふっくらした食感は、お料理好きの方にも大変好まれています。キスの旬は主に初夏から夏にかけてで、特に6月~8月が一番美味しい時期とされています。この時期は脂ものっており、天ぷらや南蛮漬けにすると絶品です。釣りの場合は、砂浜や堤防から投げ釣りで簡単に狙えるターゲットとして有名です。また、市場やスーパーで購入する際には、目が澄んでいて体表が銀色に輝き、身がしっかりしているものを選ぶと新鮮なキスを手に入れることができます。ぜひ、新鮮なキスを手に入れて、お家で美味しい天ぷらや南蛮漬け作りにチャレンジしてみてください。

2. キスの下処理と開き方

新鮮なキス(鱚)を美味しく調理するためには、丁寧な下処理と正しい開き方が大切です。ここでは、家庭でも簡単にできるキスの下処理方法と、背開き・腹開きそれぞれの手順を分かりやすくご紹介します。

キスの下処理方法

まずは、基本的な下処理から始めましょう。魚特有の臭みを抑え、天ぷらや南蛮漬けに適した状態に整えます。

工程 ポイント
1. うろこ取り 包丁の背やうろこ取り器で優しく全体をこすります。尾から頭に向かって丁寧に。
2. 頭と内臓の除去 エラの後ろで頭を切り落とし、お腹側から包丁を入れて内臓を取り出します。
3. 水洗い 流水で血合いや内臓の残りをよく洗い流し、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。

キスの開き方(背開きと腹開き)

料理用途によって「背開き」と「腹開き」を使い分けます。どちらも難しそうですが、コツさえつかめば簡単です。

背開きの手順(主に天ぷら用)

  1. 魚を胸びれが上になるように置きます。
  2. 中骨に沿って背中側から包丁を入れ、ゆっくりと開いていきます。
  3. 片側が開いたら、反対側も同様に骨から身を外します。
  4. 中骨は尾の付け根で切り離し、取り除きます。
  5. 軽く水洗いして水気を拭き取ります。

腹開きの手順(主に南蛮漬け用)

  1. 魚のお腹側から包丁を入れ、中骨に沿って身を開いていきます。
  2. 片側が外れたら、もう一方も同様に骨から身を外します。
  3. 中骨は尾の付け根でカットして抜き取ります。
  4. 最後に、水分をしっかり拭き取れば完成です。
ポイント:地域による呼び方や好みの違い

関西地方では天ぷらには「背開き」、関東地方では「腹開き」が好まれる傾向があります。食感や仕上がりにも違いが出るので、お好みに合わせて選んでみてくださいね!

キスの天ぷらの作り方

3. キスの天ぷらの作り方

ふわっとサクサク!キス天ぷらの魅力

釣れたてのキスを使った天ぷらは、外はサクッと中はふんわりとした食感が楽しめます。おうちでもお店のような仕上がりにするためには、いくつかのコツがあります。ここでは、女子釣行にもぴったりな簡単で本格的なキス天ぷらレシピをご紹介します。

材料(2人分)

  • キス(開いたもの)…6尾
  • 天ぷら粉…100g
  • 冷水…約150ml
  • 揚げ油…適量
  • 塩・レモン…お好みで

作り方

  1. キスは下処理し、水気をしっかり拭き取ります。
  2. ボウルに天ぷら粉と冷水をさっくりと混ぜ、少しダマが残るくらいでOKです。混ぜすぎないことがサクサクに仕上げるポイントです。
  3. 180度に熱した油に、衣をつけたキスを一尾ずつ入れます。衣がふわっと広がるように、重ならないように注意しましょう。
  4. 表面がカリッとしてきたら裏返し、全体がきつね色になれば取り出します。揚げ過ぎないことで、中がふんわり仕上がります。

美味しく揚げるポイント

  • 衣は直前に作って冷たいうちに使うと、よりサクッとします。
  • 油の温度管理が大切。高すぎると焦げやすく、低すぎるとベチャっとなってしまいます。
  • 揚げたては網などで油を切り、熱いうちに塩やレモンでシンプルにいただくのがおすすめです。
まとめ

キスの天ぷらはシンプルですが、丁寧な下処理と衣づくり、揚げ方ひとつで驚くほど美味しく仕上がります。釣りの帰りにみんなでワイワイ作って味わうのも女子釣行ならではの楽しみ。ぜひチャレンジしてみてくださいね。

4. キスの南蛮漬けの作り方

さっぱりとした味わいが魅力のキス(鱚)の南蛮漬けは、暑い季節や食欲がない時でもご飯が進む定番の家庭料理です。ここでは、しょうゆベースの和風レシピをご紹介します。天ぷらにしたキスを使えば、外はカリッと中はふんわりとした食感が楽しめますよ。

材料(2~3人分)

材料 分量
キス(開き・小骨除去済み) 6~8尾
玉ねぎ 1/2個
にんじん 1/3本
ピーマン 1個
片栗粉または小麦粉 適量
揚げ油 適量

【南蛮酢】

調味料 分量
醤油 大さじ3
酢(米酢がおすすめ) 大さじ3
砂糖 大さじ2~3(お好みで調整)
みりん 大さじ1
だし汁(水でもOK) 50ml

作り方手順

  1. キスは軽く塩をふって10分ほど置き、水気を拭き取ります。片栗粉または小麦粉をまぶします。
  2. 180℃に熱した油でキスをカラッと揚げ、油を切ります。
  3. 玉ねぎ・にんじん・ピーマンは細切りにします。
  4. 鍋に南蛮酢の材料をすべて入れてひと煮立ちさせ、火を止めたら野菜を加えます。
  5. バットや保存容器に揚げたキスを並べ、上から南蛮酢ごと野菜をかけます。粗熱が取れたら冷蔵庫で1時間ほど漬け込みましょう。
  6. お好みで輪切り唐辛子やレモンスライスを添えると、さらに風味豊かになります。
ポイント&アレンジ:
  • 新鮮なキスほど臭みが少なく、上品な味わいに仕上がります。
  • 冷やしても美味しく、お弁当のおかずにもおすすめです。
  • 野菜は旬のものや余り物を活用してもOK!色どりよく仕上げると食卓も華やかになりますよ。

5. 美味しく食べるためのワンポイントアドバイス

仕上がりをワンランク上げる盛り付けのコツ

キス(鱚)の天ぷらや南蛮漬けは、見た目にもこだわると一層美味しく感じられます。天ぷらは盛り付ける際、青じそやレモンを添えることで彩りが増し、爽やかな香りも楽しめます。南蛮漬けには、薄切りにした玉ねぎやパプリカをたっぷりのせて、カラフルな仕上がりにすると食卓が華やかになります。

おすすめの副菜でバランスアップ

天ぷらには、さっぱりとしたおひたしや冷奴などの和風副菜がおすすめです。特に夏場は、きゅうりとわかめの酢の物などを合わせると、油っぽさを和らげてくれます。南蛮漬けには、ご飯や味噌汁と一緒にいただくと、日本の定番家庭料理として満足度が高まります。

お酒とのペアリングで大人の楽しみ方

キスの天ぷらには、軽めの日本酒や冷えたビールがよく合います。特に辛口の純米酒やすっきりした白ワインは、淡白なキスの味わいを引き立ててくれます。南蛮漬けの場合は、酸味のある料理なので、柑橘系のチューハイや白ワインもおすすめです。ご自宅でゆっくりと、大人時間を楽しんでみてください。

まとめ:おうちで手軽にプロの味を

キス(鱚)の開き方から天ぷら・南蛮漬けまで、自分で調理することで新鮮な美味しさが堪能できます。盛り付けや副菜、お酒選びにも少しこだわって、おうち時間をさらに充実させてみませんか?家族や友人と一緒に、旬の魚料理を囲む楽しいひとときをぜひお過ごしください。